関ヶ原の書いた二次小説を淡々と載せていくブログです。
過度な期待はしないでください。
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こんばんは、関ヶ原です。
新作です。
今回の新作に対し、私のコメントは一つ。
悪気はなかった。
読んでいただけると分かりますが、魔が差したとしか言いようがありません。
なんでこんなの書いたんだろう……きっと長い春休みで、休みボケしていたに違いない。
明日から大学のガイダンスなので、気を引き締めたいです。
……といっても明日はスパロボの新作をセブンに取りにいくので、スパロボに熱中しそうなんですが……。
だって……ダイ・ガード出るんや! 仕方なかったんや!
そんなわけで、こんな内容で申し訳ないのですが、よろしければ読んでくださいね!
では前回のコメントの返信。
>べディアンさん
イクサ兄△。私も長男ですが、あんな感じに出来れば良いんですけどね……。お兄さんはきっと充電中なんですよ!
>KOUさん
ハヤテが疾風のように逃げれるように、となれば、イクサは『戦』。
戦の中で勇敢に立ち振る舞えるような人になって欲しい的な……。
あくまで個人的な考えですが……。両親がああだと、やっぱり子供はしっかりしないと、と思うんじゃないでしょうか。
>かさだ丸さん
私も結構マイナス思考になる時があるんですが、そういう時はハヤヒナ妄想してニヤニヤすることにしてます。
完全に変な人です。でも、自分を鼓舞出来るような方法を探せば、きっと良いように事は展開されると思いますよ!
では本編(といっていいのか?)をどうぞ~☆
新作です。
今回の新作に対し、私のコメントは一つ。
悪気はなかった。
読んでいただけると分かりますが、魔が差したとしか言いようがありません。
なんでこんなの書いたんだろう……きっと長い春休みで、休みボケしていたに違いない。
明日から大学のガイダンスなので、気を引き締めたいです。
……といっても明日はスパロボの新作をセブンに取りにいくので、スパロボに熱中しそうなんですが……。
だって……ダイ・ガード出るんや! 仕方なかったんや!
そんなわけで、こんな内容で申し訳ないのですが、よろしければ読んでくださいね!
では前回のコメントの返信。
>べディアンさん
イクサ兄△。私も長男ですが、あんな感じに出来れば良いんですけどね……。お兄さんはきっと充電中なんですよ!
>KOUさん
ハヤテが疾風のように逃げれるように、となれば、イクサは『戦』。
戦の中で勇敢に立ち振る舞えるような人になって欲しい的な……。
あくまで個人的な考えですが……。両親がああだと、やっぱり子供はしっかりしないと、と思うんじゃないでしょうか。
>かさだ丸さん
私も結構マイナス思考になる時があるんですが、そういう時はハヤヒナ妄想してニヤニヤすることにしてます。
完全に変な人です。でも、自分を鼓舞出来るような方法を探せば、きっと良いように事は展開されると思いますよ!
では本編(といっていいのか?)をどうぞ~☆
「ママは硬いのと柔らかいの、どっちが好きなの?」
「は?」
私の娘、綾崎アイカは誰に似たのか、たまに突拍子も無い事を言う。
頭は悪くはないはずなのだけど、今みたいに主語が抜けていたり、具体的に何についての質問なのか分からない時があったりする。
だから、私はその都度聞き返さないといけない。
「何が?」
こんな時のアイカは、本当にどうでも良いような事を聞いてくるのだけれど、
「たい焼き」
今回も、どうでもいいような事だったようだ。
『主語って大事だよね。というか何だこれ?』
「……鯛焼き?」
「うん、鯛焼き。柔らかいのと硬いの、どっちが好きなのかなーって」
「またいきなりな話ねえ……」
アイカの様子を見る限り、それほど重要な話ではないようだった。
まぁ返答に困るような質問じゃないだけマシ、というものかしら。
でも私の性分なのか、どうしてそんな質問を急にしてくるのか気になってしまう。
「ちなみに聞いてみるけど、なんで?」
「テレビで白い鯛焼きの話が出ていたから」
「なるほど」
その言葉だけで、大体の理由は察した。
以前アイカと一緒に、白い鯛焼きというものを食べたことがある。
私も食べるのは初めてだったんだけれど、言葉の通り皮は白くて、あんこがぎっしりと詰まっていて美味しかった。
皮ももちもちで、まるで鯛焼きではないように思えたほどだ。
「……つまりアイカは、硬めの鯛焼きの方が好きなのね」
「流石ママ、理解が早い!」
そう、アイカが言っている柔らかい、硬いというのは皮の事なんだろう。
そういえば最近、ハヤテが普通の(と言っていいのか分からないけれど)鯛焼きを買ってきてくれたんだけれど、その鯛焼きの皮はもちもちというよりは、サクサクしたものに近かった。
テレビで白い鯛焼きの話が出たから、何となく皮の硬さの好みを聞きたくなったということだろう。
「白い鯛焼きも好きなんだけど、私はやっぱり甘いものにはサクサク感を求めたいというか……」
「アイカはスナックとか大好きだしねえ」
アイカはスナック菓子を良く好んで食べる。
食べ過ぎは肥満の原因になるからその当たりは私とハヤテで抑えてはいるのだけれど。
しかし、鯛焼きか……。
「話を戻すけど、私はどっちも好きかな」
「どっちも?」
「ええ」
二者択一の質問への返答としてはどうなのかとも思うけど、実際私はあまり好き嫌いはない。
鯛焼きにおいても柔らかいものとサクサクしたもの、どちらも美味しいと思う。
「それぞれ食感の違いを味わうというのも、食の楽しみ方の一つなのよ」
「おおー」
私の言葉に、アイカが感心したような声を上げた。
「何だか大人なセリフに聞こえる」
「まあ大人なわけだし」
「アダルトなセリフ」
「そこ言い換える必要あった?」
その言い回しは感心出来ないわよ。
何だかこのまま延々とどうでも良いような会話が続きそうな気がして、私は話を戻した。
「とにかく、アイカの質問の答えはそれでいいかしら?」
「うん、ありがとう」
私の答えに満足したらしいアイカは、笑顔で頷いた。
本当に何となく聞いてみただけだったようだ。
「じゃあ私、そろそろ夕飯作るわね」
「あ、ちょっと待って」
私がソファから立ち上がるのを、アイカが止める。
「どうしたの?」
「後もう一つ聞いてもいい?」
どうやらまだ聞きたいことがあったようだ。
「どうぞどうぞ」
「じゃあ、似たような質問なんだけどね……」
再びソファに腰掛けて、アイカの言葉を待つ。
鯛焼きの流れからして、次もただ何となく聞いてみたくなった内容なのだろうと、私は思っていた。
だけど、違った。
アイカの突拍子も無い質問が本領を発揮するのは、ここからだったのだ。
「”パパのは”、硬い? 柔らかい?」
「ぶっ」
いきなりの、本当にいきなりガツンと来た質問に、思わず吹き出してしまった。
「な……なに言い出すのよアナタは!?」
「? 何が?」
「質問の意味分かってるの!?」
内容が内容だけに、自然と声も大きくなる。
だって、仕方ないじゃない。
小学生のするような質問じゃないんだから。
これが……最近の小学生というのだろうか。
進んでいる、とは良く耳にするけど、流石にこれは進み過ぎだと思うわよ!
「?」
アイカは頭に疑問符を浮かべながら、私を不思議そうに見ている。
普通だ、とでも思っているのだろうか……。
この質問を、普通だと思っているの!?
「どうしたのママ?」
「あ……う……」
参った、どう答えていいのか分からない。
正直に言えば良いのだろうか?
いやいや、親として、娘にそれを正直に答えるのはどうなのよ。
「ママ?」
ハヤテ譲りの空色の瞳が、私を見つめる。
何も知らない純粋な子供のそれ。
しかし質問されたのはその瞳の純粋とはかなりかけ離れたもの。
自然と、言葉が詰まる。
「おーい」
「……」
しかし、これではいつまでたっても埒があかない。
ここはやっぱり、意を決して言うしか――!
「……よ」
「え?」
「どっちも好きよ! これでいい!?」
もう、ヤケクソだった。
どうせヤケになるなら、いっそ正直に言ってやろうと思った。
柔らかい? 硬い? それに何の意味があるというのだ!
「ハヤテだったら何でも良いわよーーーー!!!!」
「え? ちょ、ママ!?」
急に叫びだした私に、アイカが慌てる。
「ど、どうしたの?」
「どうもこうもないわよ! アイカが答え辛いこと聞くからでしょ!?」
「ええっ……」
アイカにハヤテを奪われまいと奮闘する私だって、限界があるのだ。
半狂乱になりかけている私に、アイカが言う。
「そ、そんなに言いにくいことだったの……?」
「何を今更!? アイカはじゃあ将来、子供にそんなこと聞かれたら答えられるの!?」
「こ、答えられるよー」
「本当に!?」
「だって……”筋肉”の話なんだし……」
私の動きが、止まる。
「……え?」
「き、筋肉の話題がそんなに答え辛いものなんて思わなかったんだよ……」
今度からは気をつけるね、とアイカ。
触らぬ神に祟りなし、とでも言うように、そそくさと部屋を立ち去ろうとするその小さな肩を、がっと私は掴む。
「待てい」
「にゃっ!?」
ビクっとするアイカを少々強引にこちらに振り向かせて、じっとその目を見る。
「……筋肉?」
聞き間違いでなければ、アイカは今、そう言ったわよね。
「う、うん……」
「え? 何? 柔らかい、硬いって……ハヤテの筋肉の話?」
「そ、そうだけど……。それ以外に何かあるの?」
「…………!」
絶句、後、悶絶。
一人で勝手に解釈して、半狂乱になって、色々とぶっちゃけた自分が恥ずかしい。
筋肉……まさか鯛焼きの話題の後に、筋肉の好みを聞いてくるとは。
と、いうか。
「えーと……」
「…………」
前々から。
「ママー……?」
「…………よ……」
言っているけど。
「え?」
「主語をつけなさいよおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
「にゃあ!!」
私の叫びと、アイカが逃げ出すのはほぼ同時だった。
「待ちなさい!」
「ちょ、なんでそんなに怒ってるの!?」
「胸に手え当てて考えなさい!」
色々とカミングアウトして込み上げてきた恥ずかしさを紛らわすように、私とアイカの追いかけっこが始まる。
主語、というのは本当に大事だ。
「ママは何だと思ったんだよー!?」
「うるさい! アイカにはまだ早過ぎる!」
「訳分かんないよ!!」
主語さえ言っておけば、アイカも私から追われることなんてなかったのに。
私も今頃、夕飯の支度に取り掛かれるというのに。
…
「えーと……今日はインスタントなんだ。珍しいね」
「…………だってアイカが」
「だってママが……」
「?」
当然のことながら、本日の夕飯が遅れたどころか、調理する時間すらなかったことは、言うまでもない。
End
最後にもう一声。
本当に悪気はなかった。
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