関ヶ原の書いた二次小説を淡々と載せていくブログです。
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こんばんわ、関ヶ原です。
久しぶりの更新になりますね……。
最近はバイトの方が忙しくて、中々時間とれませんでした、スイマセン。
バイト……休みの申請してるはずなんだけどなあ。
まあそれはさておき。
今回は新年度が始まったばかりということで、こんなお話にしました。
オチのつけ方も今までより弱めで、なんでこんなお話書いたのだろうと疑問に思ったのはナイショ(´・ω・`)
タイトルと内容はあまり関係ないです。
でも、自己紹介って大事ですよね。
先日ゼミの顔合わせがあったのですが、自分は随分とソフトに、それこそ差し障りのない自己紹介をしました。
一応オタクだということをオープンにしてますけど、わざわざ自己紹介でいう必要もないので(笑)
読書とネットサーフィンが趣味とだけ言いました。
そのくらいが私には丁度いいのです。
皆さんはどうですか?
ともあれ、この先ともに活動していく仲間に自分を紹介するわけですから、やっぱり大事なことなんだなあと思ったという。
ただそれだけの話でした(`・ω・´)
では前回の返信から。
>かさだ丸さん
それは……若干欝が入っているのでは……?
心理学は講義でさらっとしか学んでないのでよく分からないのですけど、早めに友人などに相談してみるのも手かな、と思います。
折角の人生なんですから、楽しまないと!
ではどうぞ~☆
久しぶりの更新になりますね……。
最近はバイトの方が忙しくて、中々時間とれませんでした、スイマセン。
バイト……休みの申請してるはずなんだけどなあ。
まあそれはさておき。
今回は新年度が始まったばかりということで、こんなお話にしました。
オチのつけ方も今までより弱めで、なんでこんなお話書いたのだろうと疑問に思ったのはナイショ(´・ω・`)
タイトルと内容はあまり関係ないです。
でも、自己紹介って大事ですよね。
先日ゼミの顔合わせがあったのですが、自分は随分とソフトに、それこそ差し障りのない自己紹介をしました。
一応オタクだということをオープンにしてますけど、わざわざ自己紹介でいう必要もないので(笑)
読書とネットサーフィンが趣味とだけ言いました。
そのくらいが私には丁度いいのです。
皆さんはどうですか?
ともあれ、この先ともに活動していく仲間に自分を紹介するわけですから、やっぱり大事なことなんだなあと思ったという。
ただそれだけの話でした(`・ω・´)
では前回の返信から。
>かさだ丸さん
それは……若干欝が入っているのでは……?
心理学は講義でさらっとしか学んでないのでよく分からないのですけど、早めに友人などに相談してみるのも手かな、と思います。
折角の人生なんですから、楽しまないと!
ではどうぞ~☆
『自己紹介』
どうも皆さん、こんにちは。
綾崎アイカです。
時の流れは早いもので、私も今年度から五年生となり、いよいよ初等部でも上級生の仲間入りです。
勉強も難しくなると思いますが、頑張っていきたいと思います。
「こんなものかな……」
「何がだい?」
「にゃっ!?」
新年度が始まり、桜の花も満開になった4月。
綾崎家のリビングでは、綾崎アイカがビクリと、驚いたように肩を上げていた。
「パ、パパか……びっくりさせないでよ、もう」
集中していたために、父の接近に全く気がつかなかったアイカが、ぷくっと頬をふくらませる。
小学五年生とだけあって、表情もすこしばかり大人びて見える。
そんな娘の成長にうれしさと寂しさを感じつつも、父であるハヤテは笑って答える。
「あはは、ごめんごめん。何してるの? 何かを書いていたみたいだけど」
「うん。クラスで自己紹介するから、その台本みたいな物だよ」
「なるほど」
白皇学院の初等部も、年度ごとにクラス替えがある。
新年度になってまだ日が浅く、クラスの中には面識のないクラスメイトも多い。
「自己紹介かあ」
「友達も結構同じクラスに多いけど、それでも知らない子も沢山いるからねー」
アイカの言葉に、ハヤテも頷く。
「初めの頃は何だか緊張して、上手く話せないんだよね」
「そう? 私は結構平気だよ?」
「そういうアイカの人間性、僕は羨ましいなあ」
「パパは違うの?」
「昔は……ね」
「ほほう」
「だから、誰とでも仲良く話せるその性格、大事にするんだよ」
「うん、分かった」
今度はアイカが、ハヤテの言葉に笑顔で頷いた。
その笑顔が何とも頼もしい。
「第一印象が大事だって、ママも言ってたし」
「第一印象……ねえ」
ふむ、と考える仕草をするハヤテに、アイカが首を傾げる。
「違うの?」
「いや……大事なのは違いないんだけど」
と、少し言葉を置いてから、ハヤテは苦笑しながら言う。
「ヒナギクの第一印象って、どんな感じだったのかな……と」
「ママの?」
「うん」
ハヤテとヒナギク――まあアイカの母親のことなのだが、二人の出会いは人よりかなり変わったものだった。
なにせ、初めてのご対面が地面と木上である。
第一印象なんて、そりゃあ……。
「ママって変な子だったんだね」
「そういうこと言わない」
アイカの言葉の如く、である。
初対面でいきなり木の上からご挨拶なんて、スタイリッシュ過ぎる。
まあその後ヒナギク自身から弁解を受けたわけなのだが。
「で、結局パパは何が言いたいのかな?」
「第一印象が全てじゃないってことだよ」
こうして僕とヒナギクは結婚してるわけだしね、とハヤテが答える。
「確かに第一印象は大事だけど、一番大事なのはその後だと、僕は思うわけなんですよ」
「ほほう。流石は人生の先輩ですな」
「そんな大したこと言ってないけどね」
随分回りくどい言い方になってしまったが、ハヤテが一番言いたかったのは気楽に自分を皆に見せろ、ということだった。
自己紹介で当たり障りの無い内容にしようとするアイカに向けた、父としての簡単なアドバイス。
「好きなこと言って、私はこういう人なんだよーって皆に伝えればいいんじゃないかな」
「……好きなこと?」
「うん。その方がクラスに溶け込むのも早いと思うしね」
ハヤテの言葉に、アイカはやはり笑顔で頷いて、
「分かった。ありがとうね、パパ」
今書いた台本に、修正を加え始めたのだった。
…
で、後日。
「……ちょっと綾崎さん」
「はい?」
保護者の顔合わせの席で、担任教師から名前を呼ばれたヒナギク。
「どうかしましたか? 先生」
「ええ……アイカちゃんのことでちょっと」
真剣な表情に、ヒナギクは内心不安になった。
いい子ではあるが、悪いと思ったことにはとことんアクティブな女の子である。
以前のこともあるし、また何かしたのだろうか、とハラハラしながら、先生の話を待つ。
「アイカちゃんなんですが」
「は、はい」
何をしでかした。
何をしでかしたんだあのバカ娘は。
「う、家の子が何か……?」
「いや、あの……そこまで深刻な話ではないので気を楽にしてください」
こほん、と咳を一つして、先生は言う。
「えーと、ですね」
「はい」
「アイカちゃんは家で、お父さんとどのようなスキンシップをとっておられるのでしょうか?」
「……へ?」
身構えていただけに、予想外の言葉に気の抜けた声をヒナギクはあげた。
スキンシップ? ハヤテとアイカの?
「ええと……それはどういう意味で……」
「実はアイカちゃん、自己紹介でお父さんのことについて熱弁をされまして……」
「自己紹介……? ああ、確かこの間行ったっていうあれですか。アイカから聞いています」
夕飯の席で、自己紹介が上手く出来たとアイカが喜んでいた記憶がある。
だけど、熱弁……。
アイカの熱弁というワードに、不安を抱かざるを得ない。
ハヤテに関するアイカの饒舌ぶりは、ヒナギク自身身を持って知っているのだから。
「まさか……」
「ええ、その……」
そのことから考えられる可能性なんて、限られる。
「……何時間かかりましたか?」
「…………三時間程」
「三時間……っ!」
そう。アイカは熱弁のあまり、その日の授業を三時間ほど潰したのだ。
終了のチャイムにも気づかず。
ハヤテに言われた通りに、ありのままに、自分というものを存分に見せつけたのだ。
「す、すすすすいません! 帰ったらしっかりと言い聞かせますので!」
「い、いえいえ……仲が良いのは素晴らしいことですし! 授業は他のクラスよりも遅れがちですけど!」
「もう……あの子! あの子は本当に!」
「顔を上げてください! 大丈夫ですから!」
アイカは誇らしげにしていたが、保護者側からすれば恥ずかしくて顔をあげられない。
私語で授業が中断してしまうレベルなど、とうに超えている。
「ただ……もう少し自重してほしいな、と思って……」
申し訳なさそうに、苦笑いを浮かべながらそう言った先生の顔を、ヒナギクはもう見ていられなかった。
その日、ヒナギクが帰宅した後。
「なぁにやってんのよ……貴女はああああああああああ!!!!」
「へ? ちょ、何―――!?」
ヒナギクの怒号と、アイカの叫び声が綾崎家中に響いたことは言うまでもない。
『自己紹介は当たり障りの無いものが一番だ』
これがその日アイカが身を持って悟った、人生における教訓である。
End
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