関ヶ原の書いた二次小説を淡々と載せていくブログです。
過度な期待はしないでください。
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どうも、関ヶ原です。
更新です。新作です。短いです。
短いながらも、二日続けての更新は久しぶりなのではないかと思います。
秋入り前ということで、肌寒い時期になりましたけれど皆様お身体大丈夫でしょうか。
私は元気です。
インターンシップも、なんとか順調に進んでいます。
季節の変わり目、本当に皆様体調には気をつけてくださいね。
前回の返信
>べディアンさん
前回は異常だったんですw いつもならもっとかかっちゃいます(´・ω・`)
お互いお身体気をつけましょう!
>譜音さん
お久しぶりです! そして小説あるあるですねw
私の場合だと、高校時代は携帯電話から小説を更新してまして、小説を書いている時に眠くなって、操作ミス→全消しのケースが何回か……OTL PCで書くようになってからはそういうことはなくなったので、本当にほっとしてますw
というわけで、本編をどうぞ!
更新です。新作です。短いです。
短いながらも、二日続けての更新は久しぶりなのではないかと思います。
秋入り前ということで、肌寒い時期になりましたけれど皆様お身体大丈夫でしょうか。
私は元気です。
インターンシップも、なんとか順調に進んでいます。
季節の変わり目、本当に皆様体調には気をつけてくださいね。
前回の返信
>べディアンさん
前回は異常だったんですw いつもならもっとかかっちゃいます(´・ω・`)
お互いお身体気をつけましょう!
>譜音さん
お久しぶりです! そして小説あるあるですねw
私の場合だと、高校時代は携帯電話から小説を更新してまして、小説を書いている時に眠くなって、操作ミス→全消しのケースが何回か……OTL PCで書くようになってからはそういうことはなくなったので、本当にほっとしてますw
というわけで、本編をどうぞ!
『秋入り前』
九月に入り、段々クーラーをつけるよりも窓を開けたほうが涼しい、快適な季節になってきた。
不安定な天候も段々と収まっていき、最近は秋の兆しが見える、良い気候が続いている。
「はあ……もう秋なのねえ」
時刻は六時を少し回った頃。
学校帰りの道は街頭が灯り、時刻的には夕方だが、あたりはまるで夜のようだ。
すっかり暗くなった空を見上げて、ヒナギクが呟いた。
「少し前までは、この時間帯でも明るかったのに」
「涼しくなって来ましたしね~。秋が近いんですよ」
ヒナギクの言葉に、傍らのハヤテが応える。
肌に当たる風は、少し冷たい。
残暑が長く続くかと思っていたが、案外そうでもなさそうだ。
真夏日並の気温が続いたのは二、三日程度だったような気がする。
「うわ、寒……」
白皇学院の制服はまだ夏服だ。
肌に風が当たって、少し寒い。
思わず身震いしたヒナギクの肩に、ふわっと。
「寒くなってきましたので、どうぞ」
隣を見ると、ハヤテが笑顔でこちらの顔を覗いていた。
ハヤテはYシャツ姿だった。
ということは、今肩に掛けられているのはハヤテの上着ということか。
「あ、ありがと……」
「いえいえ」
上着に触れると、暖かかった。
上着から感じる温もりに、ヒナギクの頬が赤くなる。
「……暖かいわ」
「それは良かった」
照れくささと嬉しさと気恥ずかしさを隠すように俯く。
そんなヒナギクに気づくことはなく、ハヤテは。
「じゃあ、帰りましょうか。冷えてきましたし」
上着を掛けるのと同じように、何の気もなしに。
「あ……」
「これならもっと暖かいですよ」
「…………ええ、そうね」
恥ずかしさを顔に残したまま、ヒナギクも笑みを返して、歩き出す。
「帰りましょうか。ゆっくりね」
夏の姿が遠ざかり、肌寒い風が吹く秋入り前。
肩と、そして手のひらに感じる温もりを愛しく思いながら、ヒナギクは掛けられた上着をぎゅっと握ったのだった。
End
九月に入り、段々クーラーをつけるよりも窓を開けたほうが涼しい、快適な季節になってきた。
不安定な天候も段々と収まっていき、最近は秋の兆しが見える、良い気候が続いている。
「はあ……もう秋なのねえ」
時刻は六時を少し回った頃。
学校帰りの道は街頭が灯り、時刻的には夕方だが、あたりはまるで夜のようだ。
すっかり暗くなった空を見上げて、ヒナギクが呟いた。
「少し前までは、この時間帯でも明るかったのに」
「涼しくなって来ましたしね~。秋が近いんですよ」
ヒナギクの言葉に、傍らのハヤテが応える。
肌に当たる風は、少し冷たい。
残暑が長く続くかと思っていたが、案外そうでもなさそうだ。
真夏日並の気温が続いたのは二、三日程度だったような気がする。
「うわ、寒……」
白皇学院の制服はまだ夏服だ。
肌に風が当たって、少し寒い。
思わず身震いしたヒナギクの肩に、ふわっと。
「寒くなってきましたので、どうぞ」
隣を見ると、ハヤテが笑顔でこちらの顔を覗いていた。
ハヤテはYシャツ姿だった。
ということは、今肩に掛けられているのはハヤテの上着ということか。
「あ、ありがと……」
「いえいえ」
上着に触れると、暖かかった。
上着から感じる温もりに、ヒナギクの頬が赤くなる。
「……暖かいわ」
「それは良かった」
照れくささと嬉しさと気恥ずかしさを隠すように俯く。
そんなヒナギクに気づくことはなく、ハヤテは。
「じゃあ、帰りましょうか。冷えてきましたし」
上着を掛けるのと同じように、何の気もなしに。
「あ……」
「これならもっと暖かいですよ」
「…………ええ、そうね」
恥ずかしさを顔に残したまま、ヒナギクも笑みを返して、歩き出す。
「帰りましょうか。ゆっくりね」
夏の姿が遠ざかり、肌寒い風が吹く秋入り前。
肩と、そして手のひらに感じる温もりを愛しく思いながら、ヒナギクは掛けられた上着をぎゅっと握ったのだった。
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