関ヶ原の書いた二次小説を淡々と載せていくブログです。
過度な期待はしないでください。
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馬鹿野郎は二人いる
「おい馬鹿野郎」
「なんだい千秋?いきなり」
おじさんと藤岡が帰って、私は夏奈、もとい馬鹿野郎に話しかけた。
夏奈は馬鹿といわれたからなのか、アヒルみたいな口をしてこちらを振り返る。
「だいたい、姉に馬鹿野郎はないだろう。もっと敬意をはらって話しな」
「残念ながら、馬鹿に払う敬意は持っていないよ」
余りにも下らない切り返しだったので、一言で黙らせた。
話を長引かせるのも面倒だからな。
「――というわけで、単刀直入に聞く」
「頭の会話を台詞に反響させるんじゃないよ」
「うるさいよ」
だから話を長引かせるなって。
「――お前は、藤岡をどう思っている?」
「番長」
「たった一億円かよっ!?」
――しまった、余りにも速答されたからツッコミ間違えたよ馬鹿野郎。
あーもう馬鹿野郎。
馬鹿な野郎だよこいつ馬鹿野郎。
質問の根本的な理解をしていないよ。
「……ごめんよ、馬鹿野郎には難しすぎた質問だったね」
仕方ないから単刀直入に聞くよ。
「じゃあ藤岡のこと、好きか?」
「……普通、だよ」
ふむ、流石に馬鹿でも理解できたか。安心安心。
しかし、夏奈よ…。
「………」
「な、なんだよ?」
「――はぁ」
呆れてため息がでる、全く。
「――お前、実は気付いてただろ」
「な、何をだよっ!?」
「未来の旦那」
「――っ!」
何を驚いた顔してるんだよ。
そんな口をパクパクさせて気持ち悪い。
そんな姉にため息をついて、私は言った。
「――敬意をはらって欲しかったらその真っ赤な顔隠せ、馬鹿野郎」
お前がおじさんの胡散臭いペン占いの結果に喜んでるの、丸分かりなんだよ。
自分の感情ぐらいコントロール出来るようにしとけ、馬鹿野郎。
「……全く、本当にお前は…」
「………わ、悪いかよ…?」
「いや、別に……」
気まずそうに呟く姉から視線を逸らし、私は大きくため息をついた。
――まぁそんな姉が好きな私も、十分馬鹿野郎か。
普段罵ってる分、気持ちを素直に伝えない夏奈よりタチが悪い。
でも、そんな私の気持ちに気づいて欲しくないから。
「ま、藤岡と変なことやってればいいよ」
「なぁっ!?」
夏奈の顔をもっと赤くするようなことを言って、私はもう一度『馬鹿野郎』と呟いた。
ここにいる、二人の馬鹿野郎へ向けて。
end
…
あとがきっぽいもの。
こうして俺があとがきを書くのは、凄く久しぶりなのであります。
自分、あとがきを書かずに力尽きるんで…。
とまあ、そんなことはさておき、この小説は、フジカナっつーよりは千秋の一人称でしたね、ハイ(汗)
つ、次こそはフジカナを……!
とまあ、こんな風に、ハヤテ以外のカプ小説も書いていきますんで、よろしくっ!
「おい馬鹿野郎」
「なんだい千秋?いきなり」
おじさんと藤岡が帰って、私は夏奈、もとい馬鹿野郎に話しかけた。
夏奈は馬鹿といわれたからなのか、アヒルみたいな口をしてこちらを振り返る。
「だいたい、姉に馬鹿野郎はないだろう。もっと敬意をはらって話しな」
「残念ながら、馬鹿に払う敬意は持っていないよ」
余りにも下らない切り返しだったので、一言で黙らせた。
話を長引かせるのも面倒だからな。
「――というわけで、単刀直入に聞く」
「頭の会話を台詞に反響させるんじゃないよ」
「うるさいよ」
だから話を長引かせるなって。
「――お前は、藤岡をどう思っている?」
「番長」
「たった一億円かよっ!?」
――しまった、余りにも速答されたからツッコミ間違えたよ馬鹿野郎。
あーもう馬鹿野郎。
馬鹿な野郎だよこいつ馬鹿野郎。
質問の根本的な理解をしていないよ。
「……ごめんよ、馬鹿野郎には難しすぎた質問だったね」
仕方ないから単刀直入に聞くよ。
「じゃあ藤岡のこと、好きか?」
「……普通、だよ」
ふむ、流石に馬鹿でも理解できたか。安心安心。
しかし、夏奈よ…。
「………」
「な、なんだよ?」
「――はぁ」
呆れてため息がでる、全く。
「――お前、実は気付いてただろ」
「な、何をだよっ!?」
「未来の旦那」
「――っ!」
何を驚いた顔してるんだよ。
そんな口をパクパクさせて気持ち悪い。
そんな姉にため息をついて、私は言った。
「――敬意をはらって欲しかったらその真っ赤な顔隠せ、馬鹿野郎」
お前がおじさんの胡散臭いペン占いの結果に喜んでるの、丸分かりなんだよ。
自分の感情ぐらいコントロール出来るようにしとけ、馬鹿野郎。
「……全く、本当にお前は…」
「………わ、悪いかよ…?」
「いや、別に……」
気まずそうに呟く姉から視線を逸らし、私は大きくため息をついた。
――まぁそんな姉が好きな私も、十分馬鹿野郎か。
普段罵ってる分、気持ちを素直に伝えない夏奈よりタチが悪い。
でも、そんな私の気持ちに気づいて欲しくないから。
「ま、藤岡と変なことやってればいいよ」
「なぁっ!?」
夏奈の顔をもっと赤くするようなことを言って、私はもう一度『馬鹿野郎』と呟いた。
ここにいる、二人の馬鹿野郎へ向けて。
end
…
あとがきっぽいもの。
こうして俺があとがきを書くのは、凄く久しぶりなのであります。
自分、あとがきを書かずに力尽きるんで…。
とまあ、そんなことはさておき、この小説は、フジカナっつーよりは千秋の一人称でしたね、ハイ(汗)
つ、次こそはフジカナを……!
とまあ、こんな風に、ハヤテ以外のカプ小説も書いていきますんで、よろしくっ!
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