関ヶ原の書いた二次小説を淡々と載せていくブログです。
過度な期待はしないでください。
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どうもこんばんわ、関ヶ原です。
予定通り、新作をupしたいと思います。
今回はハヤヒナ、前回ヒナを出せなかったので(汗)
文量は少なめ。この所、文量が少なくなってきているのでちょっと問題視orz
でも、折角書きましたので、この小説をハヤテの誕生日記念ということでささげたいと思います。
それではどうぞ~☆
本日の授業の終了を知らせるチャイムが響き、号令係の掛け声が言い終わると同時に、生徒たちは一斉に帰宅の準備を始めた。
そんな様子を見ながら、綾崎ハヤテはふと思う。
名門だろうとなかろうと、生徒たちの思うことは大して変わらないのだなぁ、と。
学校が終われば、早く家に帰りたい。
早く部活に行きたい。
恋人とともに、街へ買い物に出かけたい。
放課後思うことは、そのようなことだ。
そしてそれが正鵠を得ているとハヤテは確信していた。
何故なら喧騒に包まれていた教室は、いつの間にやら静寂な空間へと変わっていたのだから。
「……本当に皆帰るのが早いなぁ」
そんなことを呟きながらも、教科書を鞄へと入れる動作はやけにゆっくりなハヤテだった。
『放課後ライフ』
放課後を有意義に過ごすために、ハヤテは『いつもの場所』へと向かう。
それは、白皇学園において一番の高度を誇る場所『時計塔』だ。
「こんにちはー」
エレベータに乗り、その時計塔の最上階に上る。
そこにあるのは『生徒会室』。
荘厳な扉をノックして、ハヤテは中へと入る。
ここからがハヤテの放課後の始まりなのだ。
「ヒナギクさん、いますか?」
「あ、いらっしゃいハヤテ君」
中へ入ったハヤテを出迎えてくれたのは、この部屋の主である桂ヒナギクだ。
放課後の開始の合図は、いつも彼女の声だった。
ヒナギクはいつものように机の上で大量の書類と格闘していた。
「今日も凄い量ですね……」
「まぁ……でもいつものことよ」
涼しい様子を見せるヒナギクだが、その彼女の手は残像が見えるくらいに素早く動いている。
一言で言えば、物凄く忙しそう。
にも拘わらず、この広大な空間にはハヤテを除いてヒナギク一人しかいなかった。
「成る程……。確かに、いつものことですね。いろんな意味で」
「ええ。色んな意味でね」
いつもの如く、あの役員三馬鹿娘はサボりなのだろう。
愛歌や千桜も、何か用事があるのだろうか、来ている様子はない。
やれやれ、とハヤテはため息をついた。
「手伝います」
「いつも悪いわね」
「いえ、いつものことなんで」
ハヤテの申し出に、ヒナギクは申し訳なさそうに苦笑した。
こうして放課後、ハヤテがヒナギクの仕事を手伝うのももはや『いつものこと』。
しかし、まぁ。
「それに、好きな人と一緒に仕事ができるというのは、嬉しいことですし」
「……もぅ、バカ」
ヒナギクに苦労をかける役員にはため息が出るが、ヒナギクと二人きりだということはハヤテにとってはこの上ない喜びであった。
恥ずかしそうに頬を染めたヒナギクを見て満足そうに頷くと、ハヤテは早速仕事に取り掛かった。
「それじゃあ、お仕事、開始っと」
「? どうしたの急に。そんなこと言って」
「いえ、なんとなくですよ。なんとなく」
「?」
いつものように始まり、いつものように終わる。
そんな幸せな恋人たちの、放課後ライフ。
End
予定通り、新作をupしたいと思います。
今回はハヤヒナ、前回ヒナを出せなかったので(汗)
文量は少なめ。この所、文量が少なくなってきているのでちょっと問題視orz
でも、折角書きましたので、この小説をハヤテの誕生日記念ということでささげたいと思います。
それではどうぞ~☆
本日の授業の終了を知らせるチャイムが響き、号令係の掛け声が言い終わると同時に、生徒たちは一斉に帰宅の準備を始めた。
そんな様子を見ながら、綾崎ハヤテはふと思う。
名門だろうとなかろうと、生徒たちの思うことは大して変わらないのだなぁ、と。
学校が終われば、早く家に帰りたい。
早く部活に行きたい。
恋人とともに、街へ買い物に出かけたい。
放課後思うことは、そのようなことだ。
そしてそれが正鵠を得ているとハヤテは確信していた。
何故なら喧騒に包まれていた教室は、いつの間にやら静寂な空間へと変わっていたのだから。
「……本当に皆帰るのが早いなぁ」
そんなことを呟きながらも、教科書を鞄へと入れる動作はやけにゆっくりなハヤテだった。
『放課後ライフ』
放課後を有意義に過ごすために、ハヤテは『いつもの場所』へと向かう。
それは、白皇学園において一番の高度を誇る場所『時計塔』だ。
「こんにちはー」
エレベータに乗り、その時計塔の最上階に上る。
そこにあるのは『生徒会室』。
荘厳な扉をノックして、ハヤテは中へと入る。
ここからがハヤテの放課後の始まりなのだ。
「ヒナギクさん、いますか?」
「あ、いらっしゃいハヤテ君」
中へ入ったハヤテを出迎えてくれたのは、この部屋の主である桂ヒナギクだ。
放課後の開始の合図は、いつも彼女の声だった。
ヒナギクはいつものように机の上で大量の書類と格闘していた。
「今日も凄い量ですね……」
「まぁ……でもいつものことよ」
涼しい様子を見せるヒナギクだが、その彼女の手は残像が見えるくらいに素早く動いている。
一言で言えば、物凄く忙しそう。
にも拘わらず、この広大な空間にはハヤテを除いてヒナギク一人しかいなかった。
「成る程……。確かに、いつものことですね。いろんな意味で」
「ええ。色んな意味でね」
いつもの如く、あの役員三馬鹿娘はサボりなのだろう。
愛歌や千桜も、何か用事があるのだろうか、来ている様子はない。
やれやれ、とハヤテはため息をついた。
「手伝います」
「いつも悪いわね」
「いえ、いつものことなんで」
ハヤテの申し出に、ヒナギクは申し訳なさそうに苦笑した。
こうして放課後、ハヤテがヒナギクの仕事を手伝うのももはや『いつものこと』。
しかし、まぁ。
「それに、好きな人と一緒に仕事ができるというのは、嬉しいことですし」
「……もぅ、バカ」
ヒナギクに苦労をかける役員にはため息が出るが、ヒナギクと二人きりだということはハヤテにとってはこの上ない喜びであった。
恥ずかしそうに頬を染めたヒナギクを見て満足そうに頷くと、ハヤテは早速仕事に取り掛かった。
「それじゃあ、お仕事、開始っと」
「? どうしたの急に。そんなこと言って」
「いえ、なんとなくですよ。なんとなく」
「?」
いつものように始まり、いつものように終わる。
そんな幸せな恋人たちの、放課後ライフ。
End
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