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関ヶ原の書いた二次小説を淡々と載せていくブログです。 過度な期待はしないでください。
Top ハヤヒナSS あやさきけ イラスト 日記
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皆様ご無沙汰しております。関ヶ原です。
聞いてくださいよ。なんとなんと、年内に2つ目の小話投稿ですよ!
いつぶり依頼なのか……(困惑)
いやね、ツイッターでですね?


11月17日は良いヒナの日


というすんばらすぃツイートを見ましてね?

(あ、これなんか書かなくちゃいけないやつだ)

と思ったわけですよ。
普通にイラスト描くに、私の速度じゃ明日になっても完成するか分からないし……となれば、以前時間があればちまちま文章書いていくとこのブログに書いていたの思い出しまして。

「そうだ、小話を書こう」

に至ったわけですよ。

予め記載させていただきますが、完全に原作最終話の妄想IFルートです。
最終回のあのコマ見た時、私の妄想力爆発させて「こうなったらいいなぁ……」とか思っていた話の一部を書きました。

本当お目汚しですが、読んでいただければ幸いです。
それでは!





『良いヒナの日』






「ハヤテ君、今日は良いヒナの日なんですって」


 居間で新聞を流し読みしていた僕に、そんな声が掛けられたのは、11月17日の朝である。

 僕の部屋のキッチンから・・・・・・・・・聞こえた声に、僕は目を新聞から声の主へと視線を移す。


「良いヒナの日なんですって」


 キッチンのコンロの上では、味噌汁の入った小鍋がコトコトと小気味良い音を響かせている。

 その真横から。

 冬の近さを感じさせない、桜色の髪をした彼女が、僕の目を見て改めてそう言った。

 もはや誰と言うまい。ヒナギクさんである。

 何故か朝から僕の部屋に居る・・・・・・・・・・・・・、ヒナギクさんだ。


「ヒナの日、ですか」

「うん、ヒナの日」


 さて、ここで簡単に、僕の置かれている状況について説明しておこう。

 激しい戦いを終え、けじめとばかりにお嬢様の元から離れた僕であったわけだが。

 最後に学び舎だった白皇の校舎を見てから立ち去ろうとした時、まんまとヒナギクさんに見つかってしまったのである。

 僕を呼び止め、駆けつけて。

 緊張で震える手を制服を握って誤魔化しながら、



『私――あなたのことが――!』



 ヒナギクさんの勇気の一言。

 出会った時と同じ満開の桜の下で、彼女が切なく、そして決意を宿した瞳で僕を見て放とうとした一言。


 もし仮に、彼女の言葉に僕が答えていれば、物語は変わっていたかもしれない。

 もしくは終わっていたかもしれない。



 彼女の言葉に、僕が返した言葉はというと、





『いえ、人違いです』















「どこかの誰かさんが人の告白を台無しにして、半年以上経つのよねぇ~」

「うっ……」



 ヒナギクさんの僕を見る目がジト目に変わる。

 言わずもがな、この状況を作り出した張本人は僕だったのである。


 人違いを理由に校門へ疾風の如く駆け出した僕を見て、ヒナギクさんはガチギレ。

 ガチギレである。

 人生最大の緊張と勇気を伴った告白に、背を向けられたのである。


 音速で僕の頬を掠めた白桜を思い出すと、今でも背筋が凍る。

 そこからは僕とヒナギクさんの、まさに命を掛けた鬼ごっこ。


 デットバイデイライトである。


 ヒナギクさんの怒りはそらもう治まりがつかず、逃げる僕をどこまでも追いかけた。

 美しく待っていた桜が、夜桜としてライトアップされるくらいには激しいチェイスを繰り広げていたのである。

 あまりのしつこさにどんなスタミナだと後ろを振り返ってみれば、白桜に乗ってた。

 道交法? なのそれ美味しいの? と言わんばかりに、ひたすら真っ直ぐに僕だけを見ていた。

 ついでに剣先も僕を向いていた。少しばかり殺意を感じて泣きそうになった。


 走りっぱなしの僕と、ソード○ットで追跡する彼女。もちろんどちらが先にバテたかは言うまでもなく。

 ついに捕まった僕に、怒りなのか照れなのか、顔を真赤にしながらヒナギクさんが言った言葉は、



『私も一緒に暮らすから!』



 ……とまぁ、こういうことであった。

 当時の、というか今もであるが、僕の暮らしている部屋というのは都内でも安値の部類に入るアパートだ。

 一応トイレはあるが、風呂はない。

 ましてや年頃の男が一人で暮らしている部屋である。

 そんな所に一緒に住ませるわけにはいかないと説得はしたのだが、



『ヒナちゃんを宜しくおねがいします』



 深夜であるにも関わらず、菓子折りとともに満面の笑みを持ってきたお義母様を見て、僕は諦めた。



 そんなこんなで早半年。

 ヒナギクさんは僕のアパートから学校へ通い、僕は以前お世話になっていた自転車配達を始め、複数のアルバイトを掛け持ちしながら暮らしていた。


 ちなみに一緒に暮らしていることは、ヒナギクさんのご両親以外内緒である。

 余計な混乱は互いに嫌だったからそれは良いのだが。



(朝起きて、ヒナギクさんが台所で朝食を作ってくれているこの状況に慣れている自分が怖い……)



 住めば都、暮らせば都である。

 ヒナギクさんのジト目に目を反らしながら、僕は思う。


 ヒナギクさんの告白に返事をしないまま半年以上が過ぎ、ヒナギクさんも答えを求めてくることは一度もなかった。

 当たり前のように朝起き、夜に寝て、また朝の挨拶を交わす。

 一人で生きていくと決めて、皆の前から姿を消した。そのはずだったのにどうしてこうなったのか。


「ちょっとハヤテ君? どこ見てるのよ」

「ああ、すみません……」

「もう、ほら、朝ごはん出来るわよ」

「了解であります、大佐」

「誰が大佐よ」


 二人でご飯をよそい、小さなテーブルに運ぶ。

 焼き魚に味噌汁、そして白米。ゴキゲンな朝食だ。


「それで、さっきの話なんですが……『良いヒナの日』とは?」


 味噌汁で箸を濡らしながら、僕はヒナギクさんに尋ねた。

 一年365日、様々な記念日はあるが、ヒナギクさんの言う記念日には覚えがなかった。


「すみません、どういう日なのかさっぱり分からなくて」


 教えてください、と頭を下げる僕に、ヒナギクさんはぷっ、と小さく吹き出した。


「ごめんごめん、真に受けないで? ただの語呂合わせみたいなものだから」

「語呂合わせ? ……ああ! なるほど」


 11月17日。

 11 17良い ヒナの日ということか。


「……これ、もはやダジャレでは?」

「…………別に良いでしょ」


 ヒナギクさんが目を反らす。

 少し頬が赤い。もしかしなくても恥ずかしくて照れているのだろう。

 その姿が可愛くて、笑みが溢れる。


「……あはは」

「何よぉ……」

「いえ、可愛いなって」

「――――! 恥ずかしいこと言わないでよね!」


 僕の言葉に更に赤くなるヒナギクさんを見て、僕は思う。

 色々あったが、今こうして一緒に暮らせて良かったな、と。

 お嬢様と出会い、一人だった世界に彩りが生まれ、ヒナギクさんとの暮らしの中で、一層鮮やかになっていく。

 一人で生きていくと思っていた頃が、今では随分懐かしく感じる。


「ヒナギクさん、やっぱり今日は良いヒナの日なんかじゃないです」

「え……?」



 僕の言葉に、ヒナギクさんの目が揺れる。出会った頃から変わらない、宝石のような瞳だ。

 この瞳に、一体どれだけ助けられたのかと思うと、彼女への恩は尽きることはない。

 だから、精一杯の感謝と想いを込めて、ヒナギクさんにこの言葉を贈ろう。





「ヒナギクさんのおかげで、僕にとっては毎日が『良いヒナの日』ですから」





 この恩は尽きることはない。おそらく、”一生かけても”返せるか分からないものだ。

 ならば、僕は僕に出来る精一杯を彼女に返していきたいと思った。





「な……ななな……!」

「あはは。ヒナギクさん、顔真っ赤」

「誰のせいよ誰の!!!!」




 もう火が出るんじゃないかというくらい真っ赤な彼女。

 こんな可愛い子が、僕なんかに勇気を出して告白してくれたなんて、本当に夢みたいである。

 だからこそ、まず最初に返す恩は、告白の言葉にしよう。


 いつまでもこの日常が続けられるよう、僕なりの誠意と想いを込めた言葉を贈ろう。

 とっておきのプレゼントと一緒に。






(指輪って、給料何ヶ月分だったかなあ……?)






 遠く、そして近い未来に想いを馳せながら、頭の中で家計簿とにらめっこする。

 遠くない出費を思うと頭は痛くなるが、彼女の笑顔を思い浮かべると、「まぁ安いもんだ」と一人で笑ったのだった。



 そんな、11月17日の、ありふれた幸せな一コマ。






終われ。 


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お久しぶりです。
関ヶ原です。
皆様、数年ぶり。実に数年ぶりに。

ハヤヒナssです。

なんといいますか、ビジネス文章ばかりを書いていたものですから、書き方も内容も「うぼぁあああああああ」って感じです。
七夕だということを思い出し、何か書けるかなと久々にペンを取り、殴り書き。
なんだか昔を思い出して、いい歳してタイピングの最中に口元がにやけたり……。

とまあ、今年の初めにハヤヒナ上げると言っており、有限実行出来てホッとしている自分もいます。

また機会があれば筆を取りたいところです。

では、小話もこのくらいにして。
拙文ではありますが、暇つぶしにどうぞ!






 7月7日は七夕である。
 一般的には、織姫と彦星が一年に一度会うことが出来るという中国の伝説にちなんでいるという。
 また、日本では古く禊の行事として、乙女が着物を織って棚に備え、神を迎えて方策を願ったり、けがれをはらうものだったという。
 現代日本では、日本よりも中国の伝説が広く知られている印象を受けるが、その例はここも違わない。
 そんな、七夕のお話。


……


「暑い」

 7月に入り、段々と蝉の鳴き声も耳に入ってき始めたそんな頃。
 僕の傍らを歩くヒナギクさんは、ハンカチで額の汗を拭いながら呟いた。

「どうしてこんなに暑いの」
「まぁ……湿度もありますしねぇ……」

 6月に梅雨入りが発表されてからというもの、気温の上昇に加えこの湿度である。
 30度後半の気温を目にした時は、思わずカレンダーを確認してしまったくらいだ。
 6月だというのにクーラーの電源を入れてしまったこともそうだが、当たり前のようにニュースで「真夏日」というワードを目にしてしまうあたり、温暖化の影響なのかと思ってしまう程だ。

 流石のヒナギクさんと言えど、この暑さには少々手を焼いている様子で、拭っても拭っても止まらぬ汗に苛立ちを隠せない様子である。

「ハヤテくんは暑くないの?」
「いや、暑いっちゃあ暑いんですけど……」
「どう考えても暑いと感じている人の格好じゃないでしょ」

 ハンカチをパタパタとうちわのように仰ぎながら、ヒナギクさんは僕を見た。
 ヒナギクさんは夏服である。そして僕はというと、いつも通り執事服だ。もちろん上着も着用している。
 そんな僕の格好が、ヒナギクさんを余計に暑く感じさせているようだ。

「絶対暑いでしょ。脱いだら? 上着」
「執事たるもの、如何なる状況であれ、執事らしくしないと」
「執事どーのこーの以前に、季節感間違えてるわよ」

 見てるだけで暑いと言わんばかりに、僕を見るヒナギクさんの目がジト目に変わる。

「まぁ年中執事ということで言えば、季節も何も関係はないんでしょうかね」
「そういうことを言ってるんじゃなくて……」

 はぁ、とヒナギクさんはため息を一つ。

「見てるだけで暑いから、お願いだから上着、脱いでくれない?」
「まぁ、上着くらいなら……」

 実際暑いと感じていたことは事実であるが、脱がなくても何とかなるレベルだったので着たままだけである。
 しかし、傍らを歩くヒナギクさんにそう言われてしまった以上は無理に上着を着る必要も無いだろう。
 ということで上着を脱ぐことにした。

「ふぅ……あー、やっぱり一枚無いだけで大分涼しいですね」
「当たり前よ。今日何度だと思ってるのよ……」

 僕たちが歩く傍では、少しでも暑さを和らげようとミストが散布されていた。
 上着を着ていたからあまり感じなかったが、一枚脱ぐだけでその感じ方は段違いだ。

「もう、相変わらず馬鹿ね。ハヤテくんは」

 隣の暑苦しさが和らいだからなのか、上着を脱いだ僕の率直な感想に呆れた顔をしつつも、ヒナギクさんは小さく笑った。

「ほら、さっさと用を済ませて涼みに行きましょ?」
「了解しました」

 機嫌の直ったヒナギクさんに同意しながら、僕たちは本日の目的を果たすため、少し歩みを早めたのだった。







 7月7日。本日は七夕である。
 これこそ、僕とヒナギクさんが共に歩いている理由であったりする。

「しかし……笹くらいどこでもありそうなものなんですけどね」
「まぁ敷地とかそういう点で、色々面倒だったりするらしいわよ?」

 基本的にイベント系が好きなメンバーが多い僕の周りでは、当然の如く「七夕をやろう!」というご意見が多々出た。
 七夕というイベントにかこつけて、身内で騒ぎたいだけなのかもしれないが。
 となるとまぁ、当然七夕に必要な笹が必要になってくる。そこで今の状況だ。

「しかし、泉達も笹くらい自分で準備すればいいのに……」
「あはは……」

 生徒会の仲良し三人組は当然の如く準備をバックれ、お嬢様たちもまた「このクソ暑いのに外なんか出られるか」と引きこもり。
 結局、僕とヒナギクさんで準備せざるを得なかったのである。

「でも、意外と近くに笹があって良かったですね」
「そうね。イベントに感謝しないと」

 準備せざるを得ないといっても、七夕だ。そこまで準備するものもない。
 短冊と笹。基本的にはこのくらいだ。
 さあ、どこで物を揃えようかと二人で考えていたところ、丁度商店街近くのホームセンターで七夕セットが売られているという話を耳にした。
 そこまで離れているわけでもなく、じゃあ二人で行きましょうかというのが現状である。

「しかし……分かってはいましたが、本当に七夕一色ですね」
「そうね。イベントってやっぱり気合が入るのかしらね」

 二人で商店街を歩いていると、所々で七夕の装飾が施されている。
 それこそ笹を飾っている店舗もあれば、ウィンドウに彦星と織姫の可愛らしいイラストが貼られたものまで、様々だ。

「まぁ近年、商店街も集客性が落ち込んでいると聞きますし、こういった活動は大切なんでしょうね」
「そうよねえ……昔に比べたら確かに、人は減ってるかも」

 そんな言葉を交わしつつ、僕とヒナギクさんは商店街を歩く。
 目的のホームセンターはもう目と鼻の先である。
 と、ヒナギクさんが何かを見つけ、足を止めた。

「? どうしました?」
「いや、あそこなんだけど」
「おお、短冊ですね。実に七夕らしい」

 ヒナギクさんが指を指した先には、これまたご立派な笹があった。
 笹の前にはベンチとテーブルが置かれ、短冊が置かれてある。
 いわゆる「ご自由にお書きください」というものだ。

「やっぱり子供が多いですね」
「好きだからね、子供ってああいうの」

 テーブルでは、小さな子どもたちが親と一緒に短冊に願い事を書いていた。
 その他にも老齢の夫婦やカップルと、それなりの人数が思い思いにペンを走らせている。

「…………折角ですし、僕たちもやっていきます?」
「……ええ、そうしましょうか」

 人がやっているのを自分もやってみたくなる。
 そんな心理にも似た感じで、思わず口から出てしまった言葉に、ヒナギクさんも微笑みながら同意してくれた。







「さて、では帰りますか」
「意外と時間かかったわねー」


 時と場面は変わり。
 現在、無事にミッションを終え帰路につくところ。

 丁度良い大きさの短冊セットをぶら下げながら、改めて商店街を歩く僕とヒナギクさんである。
 あの後、二人だけで短冊を吊るした。ちなみに願い事は互いに教えていない(ヒナギクさんが恥ずかしがった)。

「わ。凄いハヤテ君。あれ見てあれ」
「おお! 結構増えてますね」

 先程、僕とヒナギクさんが短冊を吊るした笹は、大勢の人で溢れていた。
 18時を周り、帰宅時間と重なったからだろうか。先程よりも親子連れが多い気がする。

 両親に挟まれながら、心から楽しそうに短冊に願い事を書く子供たちの顔を、ヒナギクさんは何も言わずにじっと見ている。

「ヒナギクさん? どうかしましたか?」
「え? ……ああ、ごめんなさい。ちょっと昔の事を思い出しちゃって」

 昔、というのは恐らく子供時代のことだろう。
 ヒナギクさんがまだ、本当の両親と一緒に居た時の記憶。
 思い出したから、何がということはないのだろう。だからこそ、僕も何も言わない。

「……そうですか」

 ただそう一言、返事をするだけだ。
 僕の返事に、ヒナギクさんは「やっぱりハヤテくんって優しいね」と小さく呟いた。
 どこか嬉しそうに。

「うん、そう。 ……それじゃ、帰ろっか!」
「ええ。皆さんも待っているでしょうし」
「遅い! なんて言われても癪だしね」

 そして僕たちは、親子連れで賑わう笹を横目に再び歩きだした。
 七夕をすべく、皆のもとへ。

 商店街を歩きながら、ヒナギクさんが少し前に出て、僕に振り返った。

「ねえハヤテくん」
「なんです?」
「短冊のお願い事なんだけどね?」

 短冊のお願い事。先程二人で書いた願い事は、まぁありきたりなものだった。

「健康祈願」「無病息災」

 わざわざ七夕にするお願いではないのかも知れないが、人の目もあるしということで、無難な、僕たちらしいものを書いたのだ。

「お願い事がどうしました?」


 僕の言葉に、今度は今日一番の笑顔でヒナギクさんは答えた。




「皆と短冊を吊るす時は、本当のお願い事書くからね」



 それがどういう意味なのか、と問い返すことは僕はしなかった。
 言いたいことだけを言って、繋がれた手がその答えだったからである。



「……暑いんじゃなかったんですか?」
「もう夕方だし、平気よ?」
「今度は僕が熱いんですが」




 気温とは違う体温の上昇を感じながらも、その手を離すことはしない。
 ただ、まぁ。



「さ、早く帰りましょ?」
「了解です」



 僕の吊るす短冊も本当の願い事を書かなければならないなと、彼女の体温を感じながら思ったのだった。






終われ

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どうも、本当しばらくお久しぶりです。
 ネットで未だにちまちま色々やっております、関ヶ原です。
 昨年度……というより数年レベルでまーーーーったく更新しておらず、大変申し訳ありません!!
 グラブルやらFGOやらで忙しく……いえ、仕事で忙しくて!! 玉藻ちゃん尊い。
 それはさておき、Twitterの方ではつぶやいたのですが、改めて、大変遅れまして、ハヤテのごとく!完結おめでとうございます。
 いえ、ヒナギク好きとしては終わってしまうととても寂しい気持ちなのですが、今後もヒナギクは永遠の好きなキャラクターとしていきます。ヒナコンですし。
 小説の方も、ハヤヒナではないのですが昨年は一つ、リハビリがてら書いてみたり。pixivの方にちゃっかり投稿してますので良かったら!!(二次創作しか書けない系でスミマセン)
 久々に日記を投稿したのも、社会人として数年を過ぎ、後輩となる子たちも増えてきたということで、気持ちを改めようと思った次第だからだったり……。
 小説よりも仕事の文章を書く機会の方が圧倒的に増えましたね。しかしながら、学生時代から独学ではあるものの、「文章を書く」ということに触れてきたおかげで、書くこと自体にはあまり苦労はしてなかったり。ネタ……といいますか、記載する内容さえあればある程度は纏められる程度には出来ていたらいいなぁ……。(願望)

 閑話休題。

 そんなわけで、ハヤヒナssも今年は数本投稿出来たらいいなと思いつつ、こんな更新すらしてないサイトを見てくれる方いるのかなと頭に疑問符を浮かべつつ、2018年もよろしくお願い致します!

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ドーモ、ミナ=サン。関ヶ原です。
大変ご無沙汰……ッ! 圧倒的ご無沙汰……ッ!
最近、イラスト中心に活動してたので、久々に短編を書きました。
あやさきけです。短いながらも久々に書きましたので、良かったらどうぞ!






 7月。季節は夏。
 テレビでは全国的に梅雨入り宣言がされ、ニュースのお天気コーナーでは傘マークを見かけることも多くなった頃である。
 その為、東京都の練馬区に居を構える綾崎家でも、梅雨入りの宣言以降は傘を持ち歩くようにしていた。

 ――していた、のだが。

「さあこい、パパよ!」

 本来は雨を凌ぐために使われるべき傘は、少女にその柄を両手で握られ、肩に置かれるように斜めに構えられていた。

「あはは……。ヒナギクに怒られるからあまり感心はしないんだけど」

 意気揚々と傘を構える(使い方が正しいのかは微妙だが)娘の姿に、正面に居るハヤテは苦笑いを浮かべた。
 その右手には紙をガムテープでぐるぐるに巻かれた即興のボールが。

「いくよーアイかー」
「カモンカモン!」

 ハヤテが振りかぶり、アイカが柄を握る手に力を入れる。
 
 もう皆様お分かりであろう。

 二人は今、野球をしていた。




『空梅雨』




 梅雨入りの報道がされてから数週間。全国各地では毎日のように雨の予報がされてはいた。
 しかしここ練馬区では、梅雨入りしたにも関わらず、一向に雨が降る気配がしない。

 いわゆる空梅雨であった。

 梅雨入りしたことには変わらないため、万が一突然の雨に備えて傘を持つようにしていたハヤテにアイカだったが、あまりの雨の降らなさに、とうとう傘を持つ意味を見いだせなくなっていた。
 今日もやはり雨は降らず、学校から帰ってきたアイカは、梅雨入りから一度も使われていない傘をハヤテに向けて、こう言ったのだ。

「野球の時間だあああああああああああ!!」
「は?」

 その結果が、野球である。

「早くー! 早く投げてこーい!」
「全く……どうして私まで」
「あはは……まぁ、最近体動かしてなかったし良いんじゃない?」

 投球動作に入るハヤテの後ろで、守備についているヒナギクがため息を吐いた。
 完全にアイカの鬱憤晴らしに巻き込まれた形である。

「普通にバット使えばいいでしょ」
「いやでも、それだと万が一もあるでしょ?」
「傘だって一緒じゃない」
「そ、それはまぁ……」

 アイカの為とはいえ、主婦業を邪魔してまでヒナギクを引っ張ってきてしまっただけに、ハヤテもたじたじである。
 結婚してから何年経とうが、尻に敷かれるところも変わらないようであった。

「もう。ハヤテに免じて許しますけど」
「きょ、恐縮です。あはは……」

 そして、旦那に甘いところも変わっていないようだ。

「ムキー! なに二人の空間作ってるのよー!」

 加えて、その光景にヤキモチを焼く娘もまた、変わらない。
 傘をヒナギクにビシッと向け、

「こうなったらママ狙うからね! 弾丸ライナー飛ばしてやるんだから!」

 堂々とホームラン宣言ならぬ狙い撃ち宣言である。
 そこまで言われたら、ヒナギクだって黙っちゃいない。

「ふふ、かかってきなさい! 言っても、私のところまでボールを飛ばせるかしら!?」
「なんですってー!」

 この母あっての娘である。負けず嫌いはどちらも同じ。
 球を投げた結果がどうであれ、アイカかヒナギク、どちらか一方がいじけてしまうことは容易に想像出来た。
 そうなってしまうと、もとに戻すのも難しい二人である。

 そこまで似ているのだ。この母娘は。 


「さぁ早く投げてパパ! ソイツ泣かせられない!」
「早く投げなさいハヤテ! その減らず口叩けなくしてやるんだから!」
「アッ、ハイ」

 前からも後ろからもガーガーと捲し立てられたハヤテは、息を一つついて空を見上げた。
 視線の先には、梅雨入りしたにも関わらず、雨の降る気配のない雲一つない青空。 
 
「……雨、降らないかなあ」

 この事態を収拾する一番の方法に、ハヤテは願わずにはいられなかった。


 7月、季節は夏。全国的には梅雨入りである。

 しかしここ練馬区では雨は降らず、とある一家の大黒柱の乾いた笑いだけが、雨のように静かに消えていったのだった。



END

拍手[2回]

ドーモ、ドクシャ=サン。
 久しぶりもいいところ、関ヶ原です。
 気がつけば前回更新から半年も経過しており、あろうことか新年の挨拶すら書き込んでいなかった始末。
 ということで、遅くなりましたが、あけましておめでとうございました(過去形)。
 社会人二年目を迎え、仕事の幅も広まり、時間に追われる毎日を送っている今日この頃でございます。
 自分の時間もないに等しく、会社から帰り、風呂に入り、食事を取りながら野球中継をビール片手に見る。
 そんなことをしていると、いつの間にやら次の日に。
 最近ではアイドルマスターのOFAが発売されましてね……。
 真美Pとしてはそちらをおろそかにするわけにはいかないわけで。
 ええ、滅茶苦茶楽しいです。アイマス。
 今年の二月には念願のアイマスライブにも参加出来、劇場版も見ることが出来、本当にアイマスアイマスな二月でした!
 話がそれました。
 最近はハヤテの方も、コミックス派に切り替わり、新刊の発売を待ちながらという感じです(´∀`)
 巻数見るたびに「もうこんなに巻数出たんだなあ……」と、月日の流れの早さを感じたり……。
 イラストの練習は不定期ながら続けております。不定期な時点で上昇の兆し無し(察し)。
 まーでもぼちぼちやっていけばきっといいことあるかなーってζ*'ヮ')ζ

 うん、仕事以外で文章打つの久しぶりだから、こんな感じで良かったのかビクビクしております。
 小説の方も書きたいですねえ……。

 またもや近況報告の内容になってしまって本当に申し訳ありません(´◉◞౪◟◉)

 今年は更新多めにしたい、そんなことを思いつつ、最近描いたヒナギクのイラストでも載せて締めたいと思います!
 確かバレンタインの時に描いたんだっけかな。

 ではまた、近いうちに!

 ……見てくれてる人いるのかな。


拍手[5回]

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ハヤヒナ小説とかイラスト書いてます。
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