忍者ブログ
関ヶ原の書いた二次小説を淡々と載せていくブログです。 過度な期待はしないでください。
Top ハヤヒナSS あやさきけ イラスト 日記
[56]  [55]  [54]  [53]  [52]  [51]  [50]  [49]  [45]  [44]  [43
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 俺めげないぜ!
 どうも、関ヶ原です。
 冒頭から修○ですいません(笑)
 どうも先日は取り乱してしまったみたいで、不快に思われた方もいらしたと思います。
 どうもすいません。
 もう大丈夫です。正常です。
 バカテスの新巻といちゃいちゃレール○ン(一応伏字します)読んでたら、だんだん落ち着いてきました。
 勢いで書いたハヤヒナ小説、うpしますよ~♪
 もう書いてる途中から「これ人に見せれんのか?」と思い始めましたが、折角書いたんでどうか読んでみてください(汗)
 それでは、どうぞ~♪




『季節の変わり目のある日』





 九月に入った。
 あれほど嫌だった熱風も涼しいものへと変わり、過ごしやすい季節がやってきた。
 温暖化の影響なのかどうかはわからないが、山ではすでに葉の色が変わり始めているところもあるという話があるくらいだ。

「もう秋ねー」
「そうですね。すっかり肌寒くなってしまいましたね」

 その季節の中を、二人の少年少女が、手を繋ぎながら歩いている。
 当然といえば当然の、ハヤテとヒナギクであった。

「ここのところ暑い日が続いていたのに……」
「まぁでも、暑いよりは寒いほうがいいですよね」

 ハヤテはいつもの執事服。
 ヒナギクも白皇の制服姿ではあるが、会話の通り寒いのだろう、紺色のカーディガンを重ねている。

 空いている片方の手で襟元を寄せながら、ハヤテの言葉にヒナギクは答えた。

「でも暑いほうが対処の仕様が楽じゃない?」
「といいますと?」
「暑ければ服を脱ぐなり、薄い生地の服を着れば良いじゃない」
「……どちらも変わらないのでは?」

 苦笑を浮かべながら言うハヤテに、ヒナギクは不満そうな視線を送る。

「? 何か?」
「はぁ…。男の子には分からないかもしれないけれど、女の子っていろいろと気にするものなの!」

 きょとん、とするハヤテに、ヒナギクは声を少し強めていった。

「寒かったら服を重ねるでしょ?重ねたら当然、厚くなるわよね?そうすると、見た感じの身体のラインとかが太めに見えちゃったりするの!!」
「はぁ……。そういうものですか」
「そういうものなのよ!全く、本当鈍感なんだから」

 仕方ないわね、とため息をつくヒナギク。
 前々から知っていたことだが、ハヤテにはもう少しデリカシーというものを知ってほしい。
 そんな願望が込められたため息だった。

「そういうところに気づけるようにしておいたほうが良いわよ、ハヤテ君」
「でもヒナギクさんはもともとスタイルがいいから、少しくらい重ねたって何も変わらないと思いますけど……」

 何気なく言われたハヤテの言葉に、ヒナギクの顔が赤くなる。

「う……その言葉は嬉しいけれど、気持ちの問題なんだから!」
「顔、赤いですけど……?」
「きょ、今日は熱っぽいのよ……」
「へ~」
「な、何よ!本当なんだから!!」

 あたふたとするヒナギクは、そう言ってそっぽを向く。
 明らかに見て取れる照れ隠しに、ハヤテはくす、と小さく笑った。

「(全く、本当に可愛いなぁ)」

 面白いくらいに表情が変わるヒナギクは、本当に可愛い。
 可愛くて、愛しい。
 自分にはもったいないくらいの彼女のことが。

 だから、とハヤテは思う。
 もっとヒナギクを感じたいと。


「でもそうなら……やっぱり僕は、暑いよりも寒い方がいいですね」
「む……。急にどうしたの?」
「いやだって、ヒナギクさん熱っぽいって言ってたじゃないですか」
「?」


 言いたいことが良く分からない、と首をかしげるヒナギクに微笑みかけながら、ハヤテはヒナギクを抱き寄せて、言う。


「だって、寒かったらこうやってヒナギクさんを暖められるでしょ?」
「きゃ……」

 突然の行動に、ヒナギクの顔は紅葉のように再び赤く染まる。

「ちょ、ハヤテ君!?」
「なんですか?」
「何ですか…じゃなくて!………もぅ」

 大好きな人の腕の中でわたわたするヒナギクだったが、やがて大人しくなり、その温もりに身体を委ねてくる。
 その華奢な身体を、ハヤテはぎゅ、と抱きしめる。


「熱っぽいなら寒気もあるでしょうし、風も冷たくて寒いでしょうし。一石二鳥ですね♪」
「もう…………ハヤテ君の馬鹿」
「その顔で馬鹿といわれても、なんともないですね」
「じゃあ……大好き」
「はい、僕も大好きですよ、ヒナギクさん」
「…………………ずるいわ」


 しばし二人は見つめあい、やがて互いの温もりを感じながら、どちらともなく二人は唇を重ねた。



 暑さが続いた夏が終わり、過ごしやすくも肌寒い季節がやってくる、そんな季節の変わり目の空の下。


 身体を寄せ合い抱き合う二人はどこまでも暖かく、そして幸せそうであった。




End










「でもやっぱり暑い方がいいわね」
「? なんでですか?」
「だって修○って暑いじゃない。私、修○が好きなんだもの」
「台なしっ!!」

拍手[1回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
楽しみに
小説更新楽しみにしてます
ナイーブ 2009/09/07(Mon)18:01:28 編集
早いですね
いやぁ~、更新早いですね。これからも更新よろしくお願いします。
ベディアン URL 2009/09/05(Sat)08:25:49 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カウンター
プロフィール
HN:
関ヶ原
HP:
自己紹介:
ハヤヒナ小説とかイラスト書いてます。
皆様の暇つぶし程度の文章が今後も書ければいいなぁ。

リンクをご希望の際は以下のバナーをご利用ください。

最新コメント
[01/31 真司]
[08/07 タマ]
[06/16 がじぇる]
[03/28 イクサ]
[12/25 真司]
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]